脱毛症は遺伝?

「父親が禿げているから、将来自分も禿げるのかな?」
「家族は誰も禿げていないのに、自分だけ禿げてきた」
「脱毛症って本当に遺伝するの?」

 

少なからず脱毛症に悩んでいる、あるいは興味がある人ならば、
誰もが知りたいことでしょう。

 

結論から言うと、「イエスでありノーである」です。
今回は脱毛症の原因を遺伝を踏まえて解説していきましょう。

 

脱毛症が遺伝する可能性はあることは間違いなし

脱毛症に関しての研究は日夜進歩していますが、
まだまだ未解明の部分も多く、
特に遺伝的要素となると未開拓地域となります。

 

確かにAGAやびまん性脱毛症などは遺伝が関係していることは分かっています。毛根や毛質と言うのは遺伝によって決まる要素の一つなので、剛毛の人は親も剛毛であることが多いことでしょう。

 

しかしながら、現在の研究で分かっているのは、
「あくまでも遺伝が関係しているというだけで、遺伝によって禿げるかどうかは未知数」ということです

簡単に言えば、「禿げる可能性を持つ」ということです。
また、遺伝というのは100パーセント受け継がれることはありません。

 

一般論で説明すると、
両親ともに禿げている場合は子どもに受け継がれる可能性は
50パーセントから75パーセントと言われ、

 

片方のみ禿げている場合、遺伝する確率は
30パーセントから50パーセントと言われています。
また、こと脱毛症に関してはx染色体が遺伝を持っているので、母方の方から受け継がれることが多く、また両親だけではなく祖父母の代まで遡って遺伝が表れることも分かっています。

 

あくまでも統計ですが、
親が脱毛症だからといって必ずしも自分も禿げるとは限らないことは分かっていただけたかと思います。

 

脱毛症の原因は遺伝と環境

先には脱毛症と遺伝の関わりを解説しましたが、脱毛症の原因はもう一つ『環境』によるところもおおいのです。
例えば精神的疾患を患っている患者は抜け毛が多くなったり、薄毛になることがあります。
また、食生活の偏りにより、十分な栄養が毛根まで行き届かない場合にも髪の毛の成長がとまり、禿げてしまう場合があります。

 

このように両親が禿げていないからといっても、それは単に遺伝継承を免れただけであり、今後の生活習慣の中でいくらでも脱毛症に陥る可能性はあるのです。
ですので、「自分は髪の量が多いから禿げないよ」。このような台詞はまったくもって根拠がないことがうかがえます。

 

ストレス社会が脱毛患者を激増させる

毎日の残業、疲れた身体で乗る満員電車、上司からの叱咤や責任による過剰な緊張とストレス。このように日々神経をすり減らしていると、脱毛症に陥りやすくなります。
抜け毛が多くなったり、円形脱毛症に陥ったりした場合は神経系脱毛症を疑いましょう。
精神的ストレスが原因の脱毛症の場合は育毛剤や治療薬の投与は効果がなく、ストレスから開放されることが一番の近道となります。

 

脱毛症は遺伝と環境によって発症、進行するのだということを覚えておきましょう。